ピラティスインストラクターの資格を持った 理学療法士の働き方は?-7つのパターンを紹介-

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ピラティスインストラクターの資格を取得した理学療法士が増えている!

ここ最近、ピラティスのインストラクターの資格の取得を目指す理学療法士が増えてきているように思います。

ヨガのインストラクターの資格をもっている理学療法士もいますが、圧倒的に多いのはピラティスでしょう。

ピラティスはリハビリテーションを起源としており、理学療法と非常に相性がよいボディーワークです。

身体に負担の少ない動き方でインナーマッスルをバランスよく鍛えてゆくことができるので、高齢者からアスリートまで幅広く対応することができます。

さらに、時代的な流れから予防分野の重要性が高まっている中で、ピラティスのような心と体に働きかけるボディワークは間違いなく必要とされてゆくでしょう。

 

 

 

ピラティスインストラクターの資格を持った理学療法士の働き方は?

では、理学療法士がピラティスのインストラクターの資格とったら、どのような働き方があるのでしょう?

これはそもそも、その人が資格取得を目指した目的によって大きく異なります。

「単に資格が欲しいだけでその先はなにも考えていないよ!」

という人も中にはいるでしょう。

しかし、それなりのお金と時間をかけて勉強・努力をして取得した資格ですから、どうせならその知識や経験を生かせるとよいですよね。

一方で資格取得をしたのはいいけど、その後の働き方について悩む人も少なくありません。

私自身もこの点については相当悩みました。

同じ時期にピラティスを勉強していた仲間たちは現在様々な働き方をしています。

これらの経験を元に、働き方のパターン例をあげてみますので参考になれば幸いです。

 

 

 

①ピラティススタジオを立ち上げて独立する

ピラティスで使用するマシン

ピラティススタジオのイメージ

まずはこれ。

ピラティスインストラクターになったのですから、
「自分の理想とするサービスをお客さんに提供できるようにピラティススタジオを立ち上げよう!」というパターンです。

理学療法士とし医療の現場で働いていると、

「本当はこんなことを患者さんにしてあげたいのに」
「こんなサービスがあったらいいのに」
「予防の大切さや運動方法をもっと広めたい」

など色々な思いが出てきます。

自分の思いを実現させる一つの手段としてピラティスインストラクターとして独立をするというのは夢ですよね。

しかし、これは簡単なことではありません。

理学療法士がピラティスインストラクターの資格をとったからといって独立して食べてゆけるような甘い世界ではありません。

病院では別に自分が集客をしなくても自然にお客さん(患者さん)はやってきます。
(このすごさを通常の病院勤務の理学療法士はあまり実感がないかもしれませんが)

ピラティススタジオで独立した場合は違います。
お客さんが来てくれなければ成り立ちません。
どんなに素晴らしい知識や技術があったとしても、集客できなければ簡単に潰れてしまいます。

夢はあるけど現実的には病院勤務よりもスケジュールがハードで収入も減少してしまうケースも少なうありません。
(実際にピラティススタジオだけでは食べてゆけないので、理学療法士としてクリニックでバイトをしているというケースもあります。)

 

 

 

②ピラティススタジオでインストラクターとして雇われる

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自分のペースでピラティスインストラクターとして働く

①の独立ではなく、ピラティススタジオで雇われとして働くというパータンです。

このパターンは結構多いかと思います。

通常は理学療法士として勤務して、空いた時間でピラティスインストラクターとして働くのです。

仕事後や休みを使って働くので自分のペースで働くことも可能です。

理学療法士としての仕事で収入は安定的に収入は維持しつつ、趣味的な感じでピラティスインストラクターとして働いて副収入が得られば嬉しいですよね。

ただしこの働き方の問題点としては、理学療法士としての勤務先に理解が得られるかという点です。

そこが壁となってしまえばこのパターンは困難です。

ピラティスを生かすために柔軟な働き方にシフトするのもいいかもしれませんね。 
理学療法士の求人サイトを見てみる

 

 

 

③整形外科のクリニックで働く

①と②は完全にピラティスインストラクターとして働くというパターンでした。

資格をとったからといって、必ずしもピラティススタジオで働く必要はありません。

普段の自分たちにフィールドである「医療分野でピラティスを応用してゆきたい」と考える理学療法士も多いと思います。

ピラティスは年齢や疾患に限らず幅広く応用できる素晴らしいコンセプトですが、最も臨床的い応用がしやすいのは運動器疾患です。

治療から予防までピラティスの強みを存分に生かしてゆくことができます。

よって、ピラティスを積極的に医療現場で応用・実践したいのであれば整形外科のクリニックで働くことをおすすめします。

ピラティスなど運動療法に対して理解の深い医師がいる場合には、ピラティスのマシンが導入されているクリニックもあるので探してみるとよいと思います。

 

 

 

④介護予防の分野で働く

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高齢者にもピラティスは応用できる

最近はピラティスを取り入れて運動指導をしている通所リハビリ施設や訪問リハビリも増えてきています。

ピラティスの身体に負担をかけずにバランスよく筋肉を鍛えるという方法が高齢者にもマッチしているからでしょう。

介護予防の分野でもピラティスは応用してゆくことができます。

しかし、この分野では整形クリニックのような細かい運動指導はそれほど需要がありません。

シンプルで誰でもできる簡単な方法が求められることが多いので、「ピラティスを深めたい!」「追求してゆきたい!」という場合にはあまり向いていないかもしれません。

 

 

 

⑤産業理学療法の分野で活躍する

産業理学療法ってなに?

ここ数年で急激に注目度が上がってきているが、産業理学療法という分野です。

産業理学療法とは?
企業などで働いている人に向けて理学療法士が専門性を生かして指導をすることで、働く人の健康を維持したり、仕事の生産性を高めてゆくこと目指してゆきます。

現在の社会情勢における問題点として、高齢者の増大の一方で少子化が進んでいるということです。

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内閣府HPより引用

高齢者が増加してゆくこと問題ではありますが、その下の高齢者を支えてゆく若い生産性のある労働者が減少しているということも非常に問題なのです。

たとえ、いくら介護予防に働きかけてもその下で支えてくれる若い世代を守ってゆかなければ支えきれなくなってしまう可能性があるのです。

貴重な現役の生産労働者を守ってゆくことは今後の日本において必須の課題です。

現在では特に運動器(腰痛を代表とする関節や筋肉の痛みなど)の側面から主に介入が始まっています。

産業理学療法がなぜ重要なのか?〜働けない身体なのに働くしかない現状〜

2016.03.01


【産業理学療法の例】

・企業のデスクワーカーに腰痛・肩こりに対するストレッチや運動を指導する。

・パソコン作業をするときの周辺環境を整えるように姿勢の観点から指導する。
(椅子や机にの高さなどを調整)

・看護・介護士に腰痛になりにくい移乗動作方法の指導をする。

 

 

産業理学療法分野とピラティス

この産業理学療法の分野とピラティスはとても相性がよいです。

理学療法士がピラティスの知識を生かして、身体に負担の少ない姿勢や動き方を指導できることは間違いなく強みになるでしょう。

また、産業理学療法はメンタルヘルスの要素も重要とされていますのでピラティスによる心へのアプローチも有効と思われます。

すでに、ピラティスインストラクターが企業にむけ定期的に出張してレッスンをするというビジネスモデルも出てきています。

産業理学療法分野で起業している理学療法士も増えてきていますので、今後もっと発展する可能性が高い分野のひとつです。

ピラティスインストラクターの資格をもった理学療法士がこのような起業家たちとタッグを組んでゆけるようになると面白いですね。

 

 

 

⑥ピラティスインストラクター養成コースを開催する

ピラティス ハンドレッド

インストラクターを育てる側になる

ピラティスインストラクターとして経験と実績を積んでゆくと、フランチャイズ化している団体によってはインストラクター養成コースを開催できる立場になります。

これは当然ながらハードルは高いです。

単にピラティスが指導できるだけではだめで、インストラクターを育てるスキルも求められてきます。

ある団体では本部のあるアメリカに行って一定期間の修行をしてくることが課題となっていたりします。

ただ、養成コースを開催できるようになれば大きな収入源となります。

養成コースは入門編のマットクラスでも一般的に30万程度かかりますから、これに数名でもあつめることができれば収入としては大きいですよね。

また、自分の思いや理想とするピラティスを養成コース生に伝えることができれば、コース生たち(要するに弟子たち)がもっとそれを広めてくれる。

本当に強い理念があって、「社会を変えてゆきたい!」「ピラティスをもっと広めたい!」と考える人にとっては夢のある方法かと思います。

 

 

 

⑦同じような悩みをもっている人にむけて情報発信をする

私はこのタイプです。

直接、人に対してピラティスの指導をすることだけピラティスを生かす方法ではありません。

ピラティスを学ぶ過程や知識・経験を生かして、困っている人にむけて情報を発信することもひとつです。

このブログで紹介してる自主トレなどはすべてピラティスをベースとしています。
自主トレの方法について知りたい人にむけてわかりやすく、伝えることを意識しています。

療法士として自主トレーニングの情報をブログで発信することの目的

2016.12.31

自分が悩んでいたり困っていることは、実は他の人も同じように困っていることが多いのです。

例えばこの記事自体がそうです。

「ピラティスインストラクターの資格をとったら理学療法士としてどのように幅が広がるのか?」
「どんなメリットがあるのか?」

自分自身が最初はこの点がとても不安でした。

しかし、私がピラティスの勉強をし始めたころはネットにもそんな情報はないし、周りにも聞く人がいませんでした。

今はこのような経験を生かして、同じような悩みを抱えている人にむけて情報を発信して少しでも役に立つことができればいいなと考えています。

 

 

 

資格はとっただけでは意味がない!
「それをどう生かすか?」を考えることが最重要。

いかがだったでしょうか?

ピラティスのインストラクターの資格をとった理学療法士は今後どのような働き方があるのか?

⑦つのパターンをあげてみました。

せっかくピラティスの資格をもっているのに結局、ピラティスを生かせずにいる人も少なくありません。

それはとてももったいないです。

しかし、「僕はピラティスの資格もっています!」と周りにアピールしてるだけでは役に立ちません。

予防分野が広まってゆくことが期待されている中で、ピラティスという武器をもった理学療法士の活躍の場は増えてゆくはずです。

生かし方を工夫してゆけば今回紹介したパターン以外にも違う働き方があるでしょう。

現状が何かと制約があってピラティスを十分に生かすことができないのであれば、今の職場を変えるというのもひとつです。

 

しかし。

職場を変えるといってもそう簡単なことではないですよね。

数年スパンで計画的に行動する必要があります。

すぐに職場を変える予定がなくても、今後の働き方を考える上では求人情報サイトに登録をしておくとよいです。

最近はピラティスを積極的に取り入れている病院や施設が増えてきています。

ピラティスの知識や経験が生かせて、自分らしい働き方ができる職場がみつかるかもしれません。

希望する条件を伝えて登録をしておくとキャリアアドバイザーが電話で相談に乗ってくれたり、自分の希望に近い求人が見つかった時にはすぐに連絡をしてくれます。

1分あれば無料で登録可能ですから空いた時間に登録だけでもしておきましょう。

理学療法士を対象とした求人サイトはいくつかありますが、その中でも一番のオススメは「マイナビ医療介護のお仕事です。

大手で医療系全般の転職サービスを展開しており、提携している病院や施設が非常に多いのが特徴です。

実際にマイナビで確認をしたところ、ピラティスに力を入れている病院が多数登録されていましたよ。(特に関東・関西エリア)

 

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